パソコンでインターネットを開いている時に、突然『ウイルスに感染しています!今すぐ対応が必要です!』といった警告が出たことはございませんか?
または音声が流れて表示された画像をクリック、または電話番号に連絡するように誘導されたことはございませんか?
これらはすべてウイルス感染を偽装した詐欺広告であり、セキュリティ関係に詳しくないユーザーを狙った悪質な手口です。
表示された通りにクリックしたり番号に電話をしてしまうと、金銭を騙し取られる可能性がありますので、ご注意ください。
詐欺広告が表示される原因
インターネットブラウザを開いた時に詐欺広告が出た場合、過去に「特定サイトの通知を許可してしまった」ことが主な原因と思われます。
『そんな許可をした覚えはない・・・』と思われがちですが、サイトを閲覧している中でブラウザ上部に「〇〇サイトからの通知」を許可またはブロックの選択肢が出た時に、「許可」を押してしまっている可能性があります。
その証拠に、各ブラウザの設定の中の「セキュリティ」で、身に覚えのないサイトからの通知を許可しているはずです。
ユーザー自身が通知を許可しているため、詐欺広告はブロックされずに表示される状態となります。
詐欺広告が表示されたときの対処方法
詐欺広告が表示されてしまった場合は、指示された部分をクリックしたり、電話番号に架電しないようご注意ください。
こちらの操作を受け付けない(画面が消せない)場合は、キーボードの左下の「CTRL」を押しながら「W」を押してみてください。
この操作は「タブを閉じる」ショートカットですが、詐欺広告はこの方法で閉じることが出来ます。
詐欺広告が閉じましたら、一旦ブラウザを閉じて様子を見てください。
次に、詐欺広告が再び出てしまう可能性がありますので、特定サイトからの通知のブロック設定を行います。
Chlomeであれば、Chlomeを開いて「設定」→「セキュリティとプライバシー」→「サイトの設定」→「通知」→「通知の送信を許可するサイト」に、見覚えのサイトURLがあれば通知をブロックに変更してください。
この設定で、今後は強制的な詐欺広告は表示されなくなります。
詐欺広告は慌てず冷静に対処しましょう
突然「ウイルスに感染」と表示されてしまうと、誰でも驚いてしまいますよね。
対処方法が分からないと、余計慌ててしまいます。
まずは落ち着いて冷静に対処しましょう。そして、上記方法をお試しください。