UTMのリースについて

UTMは複数のセキュリティを1台に集約したハードウェアですので手軽に買えるほど低価格ではありませんが、リース契約を活用することでUTMが導入しやすくなります。 リース契約とは、「一括で購入ができない物件」に対して有効な支払い方法の一つです。

リース契約には、メリットと注意点がありますので、導入前にしっかりを確認をお願いいたします。

UTMのリース契約のメリットについて

リース契約とは、「リース会社がユーザーに代わって物件(UTM)を購入し、その物件代金を月々のリース料金として支払う」契約のことです。

「毎月定額を支払う」「所有権はリース会社にある」という点ではレンタル契約と似ていますが、リース独自のメリットがいくつかあり、会社の規模を問わず利用しやすいのが特徴です。

【メリット1】新品購入可能・機種指定可能

レンタルの場合、「レンタル会社が所有している物件をユーザーに貸し出す形式」のため、基本的に中古物件となり、メーカー・機種の指定はできません。

リース契約は、ユーザーの代わりにリース会社が物件を購入するため、「ユーザーが指定したメーカー・機種を新品で導入することが可能」となります。

【メリット2】初期費用が安くなる

通常であれば、ユーザーが物件を一括購入しなければUTMを導入することはできませんが、リース契約とすることで「費用は月々の定額支払いのみ」となり、イニシャルコストを抑えた形での導入が可能になります。

予め大きな資金を準備しなくても設置できるので、新規開業するユーザーの強い味方となります。

【メリット3】煩わしい事務処理がなくなる

物件は所有権がある会社の固定資産となりますので、ユーザーが購入した場合は、固定資産税・減価償却費・動産保険などの様々な事務処理が発生してしまいます。

リースの場合、これらの事務処理は所有権があるリース会社が行うことになりますので、ユーザーの事務処理の負担が大幅に軽減されます。

※減価償却費:時間経過で資産価値が減少していく固定資産に対して、対応年数に応じて費用を分散させる計上のこと

【メリット4】ランニングコストの把握が楽になる

固定資産税や減価償却費は、UTMの使用年数に応じて年度ごとに変化しますので、複雑な財務処理を行わなければなりません。

リース契約は、リース期間が終了するまで毎月固定額の経費として処理できますので、ランニングコストの把握が容易になります。

【メリット5】UTMの陳腐化を防ぐ

UTM等のOA機器は性能の向上が目覚ましく、使用している製品は数年経つと時代遅れになったり、使い勝手が悪くなったりします。

法律で定められた耐用年数に応じてリース期間を設定することで、リース満了と共に最新のUTMへ買い替えることが可能となり、陳腐化を防ぎます。

UTMのリース契約の注意点について

メリットが多いリースですが、覚えておきたい注意点もあります。 正しく理解すればデメリットとなることではありません。

【注意点1】リース期間中の解約はできない

リース契約は、「リース会社がユーザーの代わりに物件を一括購入している」ので、ユーザーはその全額を支払う義務があります。 リース会社が代わりに立て替えているのと同じ意味なので、「その代金を返す」のは当たり前ですよね。

そのため、リース満了(全額支払う)までは、原則としてリースの解約はできません。 もし解約を希望する場合は、残りのリース料金を違約金として一括で支払うことになります。

【注意点2】一括購入に比べて総額は高くなる

月々支払うリース料金は、「物件の代金」+「事務手数料(固定資産税・減価償却費・動産保険等)」が加わります。 そのため、物件を一括購入した場合よりも、総額は高くなります。

ユーザーの代わりに煩わしい事務処理も代行している形ですので、割高になるのは必然です。

【注意点3】リース会社による審査がある

リース契約を利用するには、リース会社による審査を受ける必要があります。 リースの審査では、対処となるユーザーまたは会社が、リース満了までしっかりと支払いができるかどうかを判断します。

審査に通れば正式にリース契約が締結しますが、何かしらの理由でNGとなるとリース契約は結べません。

その場合は一括購入またはクレジットカードでの分割払い等、他の支払い方法での契約となります。

尚、弊社ではリース会社との取引が数社ございますので、比較的審査に通りやすいです。

【注意点4】リース満了後も所有権はリース会社にある

リース物件の所有権はリース会社にありますので、リース期間が満了を迎えた場合は、通常は物件を返却することになります。

同じ物件を引き続き使用する場合は再リースを結ぶことで継続も可能ですが、UTMの場合はライセンス年数が決まっており、アップデートの更新も止まりますので、新しいUTMを導入していただくのが最適です。

リースを利用して上手に資産運営を

UTMをリースで導入する上でのメリットと注意点をご紹介しました。 リース契約が自社に合っているかどうかを確認して、是非UTMのご導入にご利用ください。

ドリームオフィスでは、現在7社のリース会社と提携を結んでおります。 他社よりもリース審査に通りやすいだけでなく、担当スタッフが親身になってご相談に応じますので、是非一度ドリームオフィスまでお問い合わせください。